グラフィカルインストールする(Vine2.1.5)

First Edition 2001.9.4
Last Modified 2003.3.13

グラフィカルインストールの方法です。グラフィカルインストールが出来るビデオカードであるこ とが明確ではない場合は、テキストインストールの方がよ いと思います。
インストーラーの基本的な操作法は、[TAB]キーでカーソル位置を切り替え、[スペース]キーでチェックを入れ、 [リターン]で設定します。

それでは、CDROMとブートフロッピーをドライブに挿入し、電源ONしましょう。CDROMブートが できるマシンの場合は、BIOSでCDROMブートに設定し、VineのCDROMを挿入して電源ONしましょう。



ステップ1 boot:のプロンプトが出たらそのままリターンを押しましょう。これによりグラフィカルでインストーラが立ち上がります。

ステップ2 キーボードの種類を選択します。jp106とjp106_Ctrl_CAPSの2種類のどちらかを設定すれば よいでしょう。 [デッドキー]に関しては、有効にしておいて良いでしょう。キーボードの種類はインストールした後でも変更できます。

モデル:Japanese 106-key
レイアウト:Japanese
デッドキー:デッドキーを有効にする

ステップ3 使用するマウスのタイプを設定します。USBマウスの選択肢がありませんが、そのときは「Generic-3 Button Mouse(PS/2)」 を選択しておくと良いでしょう。USBマウスは自動的に認識されるからです。 [3ボタンマウスをエミュレートしますか?]のチェックは、2ボタンマウスを使っている人のみに関わってきます。 ボタンを2つ同時に押すと、真ん中のボタンを押したのと同じ動作をするものです。 マウスの設定は、インストールした後でも変更できます。

ステップ4 [次へ]を押します

ステップ5 [カスタムシステムのインストール]を選びます。[全パッケージをインストール]を選択すると liloがMBR(マスターブートレコード)にインストールされてしまうので注意して下さい

ステップ6 私は/hda1を/bootへ、/hda2を/へマウントしています。Linuxをインストールしたことが無い人は、 Linux Nativeのパーティーションを/(ルート)一つだけ作り、/bootなどは作らないでよいと 思います。その後インストールやLinuxのオペレーティングに慣れたらパーティーションを分 割し、複数のマウントポイントを作成すると良いと思います。
グラフィカルインストールでは、スワップ領域を作成しないとインストールが先に進みません。 テキストインストールではスワップ領域を作る必要が無く、また好きなように容量を増やすこ とが出来ます。こちらをご覧下さい。

ステップ7 フォーマットしたいパーティーションを指定します。[フォーマット中に不良ブロックをチェ ックする]をチェックすると、ハードディスクを細かくチェックしながらフォーマットするの で、非常に時間がかかります。コンピュータをサーバー用途などに使う場合は、チェックし ておいた方がよいでしょう。
すでに/homeまたは/usr/localをパーティーションとして使っていた場合はその部分はフォーマットする必要 はありません。以前のデータをそのまま使うことが出来るからです。

ステップ8 [ブートディスクを作成する]は必ずチェックしましょう。liloをインストールする場所はブ ートパーティーションの最初のセクタを選択します。[LILOをインストールしない]をチェッ クしてしまうと、大事な設定ファイル(lilo.conf)がインストールされず、 後で大変になってしまいます。

ステップ9 MS-DOSでフォーマット済みのフロッピーをドライブに挿入し、[次へ]を押します。

ステップ10 日本であれば「Asia/Tokyo」を選びます。

ステップ11 ルートのパスワードを2回入力します。成功すると[Rootパスワードが設定されました。]と 表示されます。
その下はユーザーアカウントの追加になります。ここで追加しても良いですが、インストー ルが終わった後でも追加できます。こちらをご覧下さい。

ステップ12 [MD5パスワードを有効にする]と[シャドウパスワードを有効にする]は必ずチェックしましょ う。[NISを有効にする]は、ネットワーク上にNISサーバーがあり、それを利用している場 合のみ設定して下さい。管理者に聞けば設定内容は分かるはずです。

ステップ13 私は[すべて]を選びました。これは不必要なプログラムもインストールしてしまうので、セキュリティーホール が発生しやすくなり、おすすめしません。しかし、後からプログラムを追加インストールするような場合、 ライブラリの依存関係などが発生しやすいので、私はすべてインストールしています。
すべてインストールしたら、不必要なサービス、デーモン等を起動しないようにインストール後に再設定することにします。

ステップ14 自分の持っているモニタを捜してみましょう。残念ながら無かった場合は、ブラウン管であ れば「Generic Multisync(Hsync 31-64KHz)」を、TFTであれば「Generic LCD Panel 1024×768」 などをとりあえず選んでおきましょう。これはインストールした後で変更できます。

ステップ15 自分の持っているビデオカードを設定しましょう。もしなかった場合は、[Xの設定を行わない] を選択し、インストール後に設定しましょう。

ステップ16 [次へ]を押します。

ステップ17 パッケージのインストールが始まります。

ステップ18 パッケージのインストールが終わった後、ブートディスクの作成画面になります。ここでは 必ず作成しておきましょう。

ステップ19 お疲れさまでした。これでインストールは完了です。ブートディスクをフロッピードライブ に挿入したまま、コンピュータを再起動しましょう。


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