X-Windowの起動と終了

First Edition 2003.7.2

コンソールログインが設定されていると、起動しただけではX-Windowは起動しません。
  1. X-Windowを起動する(対象Ver:全て)(03/7/2)
  2. X-Windowを終了する(対象Ver:全て)(03/7/2)
  3. X-Windowを強制終了する(対象Ver:全て)(03/7/2)
  4. グラフィカルログインの設定をする(対象Ver:全て)(03/7/2)
  5. ウィンドウマネージャを切替える(対象Ver:全て)(03/7/2)

X-Windowを起動する

コンソールログインでシステムを起動している場合、X-Windowをコマンドにより起動させる必要があります。以下のようにして起動します。
$ startx

X-Windowを終了する

X-Windowを終了するには、ターミナルから
$ exit
と打ち込むか、ウィンドウマネージャのメニューから「ログアウト」を選択して終了します。

X-Windowを強制終了する

LinuxでX-Windowを使っていると、非常にまれですが、X-Windowが反応しなくなることがあります。こうなってしまうと マウスも動きません。
このような状態になったときに、X-Windowを強制的に終了する方法があります。
キーボードから以下のボタンを同時に押します。
[Ctrl]+[Alt]+[Back]
[Ctrl]キーと[Alt]キーを押してから[Back]キーを押すような感じでやってください。こうするとコンソールログインしている場合は X-Windowが強制終了してコンソールが面に戻ります。
グラフィカルログインしている場合は、X-Windowが再起動され、ログイン画面が表示されます。

グラフィカルログインの設定をする

システムを起動した際に、コンソールログインするかどうか、グラフィカルログインするかどうかの設定は 以下の場所で行います。
ルートになって作業します。

/etc/inittab
id:5:initdefault:

上記の数字を"5"にするとグラフィカルログインになり、"3"に設定するとコンソールログインになります。

ウィンドウマネージャを切替える

グラフィカルログインしている場合は、ログインメニューからウィンドウマネージャを選択することが出来ます。
コンソールログインしている場合は、設定ファイルを編集する必要があります。以下のファイルに起動したい ウィンドウマネージャを記述します。

~/.wm_style
GNOME

このファイルはユーザーのホームディレクトリに隠しファイルとして存在していますので、以下のようにして編集します。
$ vi ~/.wm_style
このファイルに記述することが出来る(インストールされている)ウィンドウマネージャは以下の場所を見れば分かります。
$ ls /etc/X11/wdm/wm.d/
BlackBox*  Fluxbox*  GNOME*  KDE*  WindowMaker*  sawfish*  twm*
.wm_styleを編集する方法は、エディタで直接編集する方法と、setwmコマンドを使う方法があります。
setwmコマンドを使う場合は、以下のようにします。
$ setwm gnome
これで、.wm_styleファイルが書き変わりました。
[HOME]
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