インストール後最初の作業 First Edition 2003.11.30
目次1 パッケージをアップデートする(対象:2.5、2.6)(03/11/30) 2 不必要なデーモンの起動を停止する(ntsysvコマンド)(対象:全て)(03/11/30) 3 不必要なデーモンの起動を停止する(chkconfigコマンド)(対象:全て)(03/11/30) 4 デーモン起動リスト(対象:2.5、2.6)(03/11/30) パッケージをアップデートするVine Linuxをインストールした直後は、パッケージのアップデートをする必要があります。Vineのパッケージを更新する(apt-getコマンド)と、 カーネルをアップグレードする(apt-getコマンド)を参照してパッケージとカーネルをアップデートしてください。 不必要なデーモンの起動を停止する(ntsysvコマンド)インストール直後は、サーバーにしなければ使わないようなデーモン(プログラム)が多く動作しています。デフォルトの状態では、コンピューターが起動するたびにこれらのデーモンも一緒に起動するようになっています。 最初は必要最小限のデーモンだけ起動するように変更し、必要になったら都度起動するように変更すればよいと思います。 ntsysvコマンドもしくは、chkconfigコマンドを使います。 ntsysvコマンドは、カーソルとTabキーによって項目を選択し、スペースキーでチェックを入れていきます。電源ON時に起動させたい場合は、アスタリスク(*)の チェックを入れるようにします。 # ntsysv ![]() ここで注意しなければいけないのは、ntsysvコマンドで設定できるのは、現在のランレベルのみの設定です。 例えば、全てのランレベルでCannaが起動するように設定されているとします。ランレベル5でコンピュータを 起動し、ntsysvコマンドでCannaの起動をOFFにしたとします。 その状態で、コンピュータをランレベル3で再起動した場合、Cannaの起動はONのままになっています。 したがって、全てのランレベルでCannaをOFFにしたい場合は、以下のchkconfigコマンドを使うと便利です。 不必要なデーモンの起動を停止する(chkconfigコマンド)chkconfigコマンドは、特定のランレベルのデーモンをON、OFFすることも出来ますし、全てのランレベルのデーモンをON、OFFする事もできます。以下のようにします。 ランレベル3のCannaをOFFにする # chkconfig --level 3 canna off全てのランレベルのCannaをOFFにする # chkconfig --level 123456 canna off最後に全てのランレベルの起動状態を以下のようにしてチェックしましょう # chkconfig --list デーモン起動リストこれは、X-Windowを使うのに最低限起動すべきデーモンのリストです。X-Windowを使わなければもっと削れますが、 いちおうX-Windowくらい使いたいので。
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