Linuxのユーザー

First Edition 2003.6.25
Last Modified 2003.9.24

Linuxには大きく別けて2人のユーザーを登録することが出来ます。
スーパーユーザーと一般ユーザーです。


スーパーユーザーとは

スーパーユーザーというのはシステム全てに対してのアクセスを許可されており、 特権ユーザーまたは、ルートとも呼ばれます。
スーパーユーザーでログインするには、ユーザー名"root"でログインします。 慣例としてスーパーユーザーのことをルートと呼ぶことも多いです。

ルートは一般ユーザーと比べて以下の点で特別な権限を与えられています。
  • システム管理用の特別なコマンドを実行できる
  • 全てのファイルを閲覧、編集できる
  • 一般ユーザーの登録、削除などの管理が出来る
  • グループの登録、削除などの管理が出来る
  • パーティーションの操作が出来る
  • その他、システムに関するあらゆる操作が出来る
ルートはシステムに関してあらゆる事ができるのですが、裏を返すと、システムを破壊するのも 簡単に出来てしまいます。

したがって、通常は一般ユーザーでログインしてシステムを使用し、ルートでなければいけない作業は 一般ユーザーからルートになって作業するようにしましょう。
出来る限りルートでログインするのはやめましょう。

一般ユーザーとは

一般ユーザーとは、スーパーユーザー以外のユーザー全てのことをいいます。
コンピュータにログインするためのユーザーも一般ユーザーですし、WWWサーバー、SQLサーバーを動かす際の ユーザーも一般ユーザーになります。

一般ユーザーは、システムの変更などの作業はほとんどできません。したがって、システムに致命的な作業を誤って 行ってしまうことがありません。

作業中のユーザーの見分け方

ターミナルで作業をしていると、自分が一般ユーザーなのか、ルートなのか分からなくなってしまったばあいは、 コマンドプロンプトを見てみると分かります。

ルートのコマンドプロンプトはシャープになっています。
#
一般ユーザーのコマンドプロンプトはドル記号になっています。
$

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