仮想コンソールを切替える

First Edition 2003.7.2


仮想コンソールとは

Linuxは複数の仮想的なログイン画面を持っています。これらを「仮想コンソール」と呼びます。
通常仮想コンソールは6つあります。

/etc/inittabファイルに設定が書いてあります。
# Run gettys in standard runlevels
1:2345:respawn:/sbin/mingetty tty1
2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2
3:2345:respawn:/sbin/mingetty tty3
4:2345:respawn:/sbin/mingetty tty4
5:2345:respawn:/sbin/mingetty tty5
6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6
このように6つの仮想コンソールが定義されています。この場合、X-Windowのコンソールは7になります。 /etc/inittabに仮想コンソールが3つしか定義されていない場合は、X-Windowのコンソールは4になります。

仮想コンソールの切替え

通常コンピュータを起動したときには、6つのテキストコンソール、1つのグラフィカルコンソールがあることになります。 それぞれを切替えるには以下のようにします。

あるテキストコンソールから他のテキストコンソールへ切替えるには以下のようにします。
テキストコンソール*→[Alt]+[F1]→テキストコンソール1
テキストコンソール*→[Alt]+[F2]→テキストコンソール2
テキストコンソール*→[Alt]+[F3]→テキストコンソール3
テキストコンソール*→[Alt]+[F4]→テキストコンソール4
テキストコンソール*→[Alt]+[F5]→テキストコンソール5
テキストコンソール*→[Alt]+[F6]→テキストコンソール6
グラフィカルコンソールからテキストコンソールへの切替えはキーバインドが少し異なります。以下のようにします。
テキストコンソール*→[Alt]+[F7]→グラフィカルコンソール
グラフィカルコンソール→[Ctl]+[Alt]+[F1]→テキストコンソール1
グラフィカルコンソール→[Ctl]+[Alt]+[F2]→テキストコンソール2
グラフィカルコンソール→[Ctl]+[Alt]+[F3]→テキストコンソール3
グラフィカルコンソール→[Ctl]+[Alt]+[F4]→テキストコンソール4
グラフィカルコンソール→[Ctl]+[Alt]+[F5]→テキストコンソール5
グラフィカルコンソール→[Ctl]+[Alt]+[F6]→テキストコンソール6

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