Vine Linuxの更新情報ページにも書いてあるとおり、まず以下の4つのパッケージを
ダウンロードし、アップグレードします。今回はカーネルのアップグレードの前にこれらのパッケージのアップグレードが必要ですが、
その他の時には、カーネルをアップグレードする際にこれらのパッケージを一緒にアップグレードする必要はない可能性があります。
カーネルをアップグレードする際には、カーネル以外に事前にアップグレードする必要があるパッケージがあるかもしれない
ということを覚えておいて下さい。(日本語変?)
# rpm -Uvh dev-2.7.18-3vl7.i386.rpm
# rpm -Uvh losetup-2.10r-0.6.xvl0.i386.rpm
# rpm -Uvh mount-2.10r-0.6.xvl0.i386.rpm
# rpm -Uvh nfs-utils-0.3.1-0.6.x.1vl0.i386.rpm
次にカーネルをインストールします。単にrpm -Uvhでアップグレードは出来ません。
シングルユーザーモードになり、全てのユーザーをログアウトさせる必要があるので、再起動して、シングルユーザーモードにした方が
いいでしょう。
# rpm -ivh kernel-2.2.19-0vl0.20.i386.rpm
# rpm -ivh kernel-headers-2.2.19-0vl0.20.i386.rpm
# rpm -ivh kernel-source-2.2.19-0vl0.20.i386.rpm
依存関係でエラーが出るようであれば、--forceオプションを付けてインストールします。
# rpm -ivh --force kernel-2.2.19-0vl0.20.i386.rpm
# ・・・
# ・・・
liloを設定します。新しくインストールしたカーネルで起動できるようにします。青い部分を変更、赤い部分を
追加します。
/etc/lilo.conf
boot=/dev/fd0
map=/boot/map
install=/boot/boot.b
prompt
timeout=50
message=/boot/message
append="apm=on hdb=ide-scsi max_scsi_luns=2"
default=linux
image=/boot/vmlinuz-2.2.18-0vl4.2
label=linux-old
initrd=/boot/initrd-2.2.18-0vl4.2.img
read-only
root=/dev/hda3
image=/boot/vmlinuz-2.2.19-0vl0.20
label=linux-new
read-only
root=/dev/hda3
other=/dev/hda1
label=dos
|
ファイルを修正後、liloを実行します。1行目が/dev/fd0となっているので、フロッピーに書き込むようになっています。
フロッピーからの起動が確認できたら、MBRに書き込みましょう。
# /sbin/lilo
以下のようにして新しいカーネルの起動を確認しましょう。
起動する際に、liloのグラフィカルメニューが出ると思います。その中に”linux_new”というメニューがあるはずなので、
カーソルで選択し、起動します。起動したら、以下のコマンドにより、カーネルのバージョンを確認します。
$ uname -r
2.2.19-0vl0.20
この様に、新しいカーネルバージョンが表示されればOKです。しばらく運用してみて問題がなければ、liloをMBRに書き込んでも
かまいません。
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